井戸撤去工事を実施するときには、幾つかの注意点が存在をしています。
撤去工事開始前の御祓い
その一つ目が、地域によっては撤去工事開始前の御祓いが必要ということです。
日本では井戸には神様宿る場所であり、また飲料水や農業用水を入手する場所であるかと、
大切にされてきました。
その為、使用していない井戸でも撤去工事開始前の御祓いが必要と考えられている方もおられます。
その為御祓いを市内で工事を始めると、祟りを恐れたご親戚や近隣にお住いの方とのトラブルになる可能性があります。
井戸撤去工事の御祓いについては、主に神社にて約1万円から3万円前後にて依頼をすることができます。
井戸の内部の息抜き
二つ目は、井戸の内部の息抜きです。
これは、先ほどの井戸の神様が外に出られるようにする願掛けの意味もありますが、実は井戸の内部には湿気やガスなどのが滞留していることがあり、このガスや湿気などを大気中に排出をすることで、撤去工事を安全に行なうことができます。
井戸の埋め直し手順
三つめは、井戸の埋め直しの手順です。
水が染み出しやすい地層が、井戸の底に存在をしているので、適切な材料と手段にて埋め戻しを行なわないと、埋め戻しに使用した材料と地下水が結びつき、場合によっては折角撤去工事をした井戸の跡地が、沈下をする原因ともなります。
主な埋め戻しの手順としては、
- 底である部分には、川砂や砕石などを使用することで、地下水の流れを円滑に保つ。
- 地表面に近い部分には、土を用いることで雨水や雪解け水などの侵入を防ぐ。
これらが井戸撤去工事における主な注意点です。